歯周病学に憧れていた学生時代

 学生時代、まず始めに歯周病学について教わった教授はK先生でした。 K先生はプラークコントロール至上主義、つまり歯周治療の第一歩でありその基礎となるのはブラッシングを中心としたプラークコントロールであるという考えを学生にみっちりと植え付けられました。
 当時体を壊されていたK先生に代わり、途中からI助教授が教鞭をとられましたが、それは歯周組織の生理と病理、歯周病菌についてなど、歯周病学と歯周治療のへの憧れを掻き立てられるものでした。
 当時何も知らない私にとって、「プラークコントロールがすべての始まりであり、歯科治療の基礎である」という考え方は非常に新鮮かつ光り輝くもので、また歯周外科の手術のかっこよさや当時ようやく始まったGTRに関する伝聞からも、歯科医療とは何と素晴らしいものだろうと思いました。
 何を思ったか、このころ生協に並んでいたランフォードの歯周病学の教科書の原書を買い求め、少しずつ読んではノートに訳したりしていました。 ちなみに、何年かかけて何とかこれは読み終わりましたが。 そして卒業したら歯周病の教室に残ろうと考えておりました。

 歯学部の最終学年は患者実習なのですが、その時も治療計画を立ててブラッシング指導から入っていく歯周治療はとても楽しく思い、また拾い読みした歯学雑誌の記事や単行本からもますます歯周病学への憧れを強くしていきました。
 最終学年の後半、専攻生になるにしろ大学院をうけるにしろ残りたい教室に挨拶に行くのですが、私は早々とペリオの教室に挨拶に行っておりました。 しかしその後最も最後に近くに聴いた「顎顔面補綴」の講義に感銘を受け、急遽顎補綴の医局に転がり込んだのです。 歯周病の先生には丁重に謝りに行きました。 というわけで、歯周病に関してはずっと興味と憧れを持って関心を持ち続けてきたわけです。

(2007年7月12日)

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