AHAガイドライン2010

 11月19日(土)の夜、県歯科医師会館にて前橋市歯科医師会医療安全講演会が行われました。 この週は木曜日にコーチングの研修会があり、従業員を出席させたために土曜日を振り替え休診にしました。 そのため昼間は休んだのですが夕方から前橋に行って来ました。

 内容は「新ガイドラインの理解と歯科医院における実践」ということで、新潟大学大学院歯科麻酔学分野教授の瀬尾憲司先生が講演されました。 瀬尾先生が以前書かれた「劇画でみる これだけはしてほしい歯科医院の緊急対処」という本で知っていたのですが、これは薬剤などの種類を極力少なくし、アルゴリズムで緊急時の対処を分かりやすく説明する非常に実戦的な本で、一度お話を聴きたいと思っておりました。

 新ガイドラインとは、AHA(アメリカ心臓協会)が定めた救命救急のガイドライン2010のことです。 以前私自身が県歯の実習で研修したのはその前の2005であり、5年を経て改定されたものです。 門外漢の私がここでそれを解説しても仕方がありませんが、(タイトルを見て読んでくださっている人がいると仮定してとっさの時に役に立つかもしれないので)先生が揚げられたポイントは、
    1.認識:「見て、聞いて、感じて」は不要、反応なし、呼吸なしもしくは正常の呼吸ではない、脈のチェックは一般人は不要。 
    2.CAB(not ABC):心停止の認識から10秒以内に胸骨圧迫を開始すべき。 
    3.ハンズオンリーCRP
    4.質の高いCRP 
    5.チームアプローチ。ということでした。

 また歯科医院での実践ということでは、前著と同じく極力薬剤等の種類を少なくし、おそらく普通の歯科医師として一生に一度出会うか出会わないかという緊急の場面(出会いたくない!!)に対処できるように、簡潔な手順を示されました。

 講演の中では実際の事故における救命救急の場面の映像や、AEDに記録された心電図と録音を並行して流す場面もあり、臨場感と言うか実際の状況ではこんな感じなのか、と目を見開かされるところもありました。 非常に新鮮で有益なご講演でした。

(2011年12月8日)

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