補綴学会2012

去る5月26、27日と第121回日本補綴歯科学会学術大会があり、行って来ました。 今回は東京歯科大学有床義歯の主管で、会場は横浜の神奈川県民 ホールおよび隣の産業貿易センタービルでした。 山下公園のすぐ前で、2日間ともさわやかな風の吹く日、海では何か舟関係のお祭り(?)をやっているようで した。

 例によって複数の会場で一般口演と特別講演やシンポジウムが並列して進む形式で、今回は一般口演はすべてパスしていろいろ勉強してきました。
参考までに聴講した枠を書き出しますと、
1日目 
●臨床スキルアップセミナー 「固定性補綴装置の装着時のチェックポイント」
●臨床リレーセッション1 「少数歯補綴の問題点と対応−歯肉退縮と二次カリエスを中心にー」
●シンポジウム1 「メカニカルストレスに対する生体応答:補綴学的意義と展望」
●専門医研修会 「補綴歯科専門医に必要なCAD/CAMを応用した補綴歯科治療」
●イブニングセッション1 「臨床イノベーションのための若手研究者の挑戦:有床義歯治療と管理の新たな展開」

2日目 
●臨床リレーセッション3 「理想的なインプラント上部構造を目指して」
●特別講演 「Do we really need so many implants? A prosthodontist's view」
●臨床リレーセッション4 「審美的な補綴装置達成のためのティッシュマネージメント」

 

 最近体力がなくなり、大体どんなお話でも途中で意識がなくなってしまいます。 それも最も重要な所で記憶が消えることが多く、たいへん困っています。 しかし今回は、上記の中でイブニングセッションと特別講演はずっと聴くことができました。
 イブニングセッションは紹介された3人の研究とも非常に興味 深いものでしたが、特にCAD/CAMを用いた総義歯の製作は大変驚きました。
 また特別講演は前アメリカ補綴学会会長のCarlo Marinello先 生のお話でしたが、アメリカでの天然歯→インプラントへのリプレイスの風潮の激しさと、それに対する反省として今さらながら「歯を残そう」という掛け声が あるとのこと、など驚きと、日本での現状の微妙なところに皆保険制度のありがたさと一部の先生方の方向性の危うさを感じました。

 さて、これ以外に今年も何故かポスター発表の審査を委嘱され、慣れないクラウン・ブリッジのポスターを何回も読みました。 最初はどうするかわからないものの、何度も繰り返しみているうちに順番が付くものです。何とか2日目お昼までに投票することができました。
 またやはり非常に大人数の学会なので、なかなか話したい知り合いの先生とめぐり合うことが難しいです。 それでも何人か、1年ぶりにお話をすることができ、楽しい時間を過ごせました。来年も福岡で会いましょう。

(2012年6月09日)

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