補綴学会関越支部会19年度学術大会

 本日、補綴学会関越支部会の平成19年度学術大会に行ってきました。 補綴学会は本会の他に全国がいくつかの支部に分かれ、活動しています。 新潟県、群馬県、栃木県の3県が関越支部になっており、主に新潟大学の歯学部と日本歯科大学新潟校が主幹で運営しています。 だいたい隔年で新潟と、栃木または群馬のどちらかで支部学術大会が開催され、今年は栃木の宇都宮で行なわれました。

 午前中は学術大会でいわゆる学会発表、午後は生涯学習セミナーとして講演が行われました。

 午前中の発表は様々でしたが、感想としてはその研究がどうに臨床につながるのか、が解らないものが多いと思いました。 私の知識と洞察力の不足のせいかもしれませんが、その研究が明日の臨床をどう変えていくか、はっきりしない場合が多いように思いました。

 お昼休み中に、役員会が開かれました。今年度から私は、縁あって高崎のM先生とともに群馬県の理事を拝命しました。 とりあえず働く事はないのですが、これから何かの機会に仕事ができればと思っています。

 午後は「ジルコニア・オールセラミックス・システムの臨床応用」として、3人の演者の先生が基礎、臨床を講演されました。 ジルコニアとは「人工ダイヤ」とも言われる極めて強度の大きなセラミックス(陶材)で、近年これが歯冠材料の一部として使われるようになり、全く金属を使わない修復がこれまでよりも信頼性が高くできるようになりました。 オールセラミックスでは、金属を使わない事で光の透過性が生まれ、透明感のある、自然な色の冠ができ、また歯肉などに対する生物学的な適合性も良くなります。 これがジルコニアによってブリッジや奥歯でもかなり安心してできるようになってきました。 まさに自然に見える歯というこれまでの夢が実現しかかっています。 特にSJCDの瀬戸先生のご発表は、極めて美しい仕上がりで見ているだけで勉強になりました。 それにしてもこんなに審美性にこだわって治療させてくれる患者さんがたくさんいるのかしら、と、自分の診療室と比較して思ってしまいます。 私はまだ未体験ゾーンですが、機会があったら是非臨床応用したいと思います。

(2007年10月8日)

Designed by CSS.Design Sample