臨床歯周病学会支部研修会

 11月25日、東京三田のベルサール三田で、日本臨床歯周病学会第45回関東支部研修会がありました。 午前中は「咬合性外傷が存在した歯周病罹患歯への対応」をテーマとしたシンポジウム、午後は長野の谷口威夫先生による基調講演「大きく開かれた歯科衛生士の業務範囲!」で、午前中には同時に歯科衛生士のためのセッション、午後は合同の講演でした。

 午前中のシンポジウムは比較的若い先生の症例発表的なものでそれなりに勉強になりましたが、いつも感じる違和感がやはり残りました。 歯周治療に限らず、歯科医療は「二分」あるいは「二極化」してしまっているという感じです。 求めるものによる患者さんの層が二分しているともいえると思います。 いろいろな治療を、長い時間をかけて、高い費用をかけて、みんなができるの?という疑問です。 それは求められて質問、コメントした川崎先生の発言にも通じるものだと思います。 「みなさん、この治療は長い期間をかけて仕上げて、一体どの位持つの?」

 午後の谷口先生の講演は、まず歯科衛生士の業務範囲について、以前から例えば歯肉縁下の歯石除去など、保健の指導のときなどに何となくグレーゾーンと捉えられていましたが、実はずっと前から一定条件を満たせば堂々と行なえた、しかしそれが意図的に周知されてこなかったのではないか、というような事でした。 最近になって、参議院議員の櫻井充氏(私の大学の医学部の同級生)による質問主意書などによって厚生省側から回答が出て、それを基にさまざまな学会において歯科衛生士の業務範囲が検討され、日本歯科医師会に答申されたという事です。 しかしながらまた、意図的なのかどうかそれが周知されるには至っていないようです。 さらに谷口歯科における谷口先生の歯周治療の紹介がありました。 ずっと以前から私が尊敬する数少ない先生の一人なのですが、全部真似するのは無理だしそのつもりもありませんが、その信念、骨太の臨床にはいつも感動を覚えます。

(2007年12月9日) 

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